古代メソポタミア飯~ギルガメシュ叙事詩と最古のレシピ

スポンサーリンク

「ご飯の話って面白そう」という軽い気持ちで手に取った本だったが、ギルガメシュ叙事詩の12の書版それぞれの簡単なあらすじやギルガメシュ叙事詩に登場する土地の解説、シュメール語とアッカド語の食関連の単語対応表など、料理関連の一部の書版は楔形文字、ラテン文字、日本語翻訳と載っていて思った以上に読みごたえがあった。アッカド語をちょうど触ってみたいと思っていたのだ。

古代メソポタミア飯~ギルガメシュ叙事詩と最古のレシピ


料理のレシピはイェール大学バビロニアコレクションをメイン資料にしつつ、現代に古代メソポタミア時代の料理を再現しようと試みている。
日本から遠く離れた土地の料理のため、どうしても手に入れづらい食材が頻出するのは仕方ないだろう。肉料理は比較的再現できそうである。まあ、たいして料理をしない人間の感想だけれど……。

自分で料理するのは大変そうと思う私のような人は、ちょうど2022/5/28から2022/9/30まで「ダイニングバー銀座 日々輝」にてこの本の製作者プロデュースによる古代オリエント&ヨーロッパ料理メニューコースが食べられる企画がある。本書で紹介されている古代メソポタミア料理もコースに含まれているので、こちらに行ってみてもいいかもしれない。

スポンサーリンク
言語読書
このブログをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました