チェスが何にもわからない

チェスが全く分からない。遊んだことがないのだ。駒の種類はなんとなくわかる。動き方はわからない。
というわけで、なんとなく手に取った本である。

はじめてでもよくわかる! 図解チェス入門


全ページフルカラーで盤上の動きが表示されており読みやすかった。それぞれの駒の動き方、終盤の動き方、オープニングの動き方の定跡など本当に基本的なチェスの解説が載っている。
しかしまだ内容をなんとなく理解した程度で、ナイトの動き方がいまいちまだよく飲み込めていない。どこに動かせるのか把握しきってないので、エクササイズで駒の動きを考える時にナイトが出てくると最終的には解説に頼ることになる場合が多い。

入門の話はネット上でもたくさん学べると思うので、個人的に気になった「言葉」の話を。日本ではこのゲームの名称および駒の呼び方は英語由来である。

定冠詞のある言語で定冠詞を付けるか悩んだが、とりあえずつけずに並べてみた。()内のカタカナは参考程度に。


Image by Steve Buissinne from Pixabay

チェス

まず「チェス」は何と言うか。

英語:Chess(チェス)
スペイン語:Ajedrez(アヘドレス)
イタリア語:Scacchi(スカッキ)
フランス語:Échecs(エシェック)
ドイツ語:Schach(シャッハ)
ポーランド語:szachy(シャッフ)
ウクライナ語:шахи(シャッフ)
ロシア語:Шахматы(シャーフマトゥイ)

 

キング

これを取られたらゲームに負ける。お互いにこれを取るために駒を進める。
全言語で「王」という意味。

英語:King(キング)
スペイン語:rey(レイ)
イタリア語:re(レ)
フランス語:roi(ロワ)
ドイツ語:König(クーニヒ)
ポーランド語:Król(クロール)
ウクライナ語:Король(コローリ)
ロシア語:Король(カローリ)

クイーン

斜め、横、縦と、相手の駒に当たらない限り8方向の直線状どこでも動ける強い駒。「女王」または「夫人」という名称のことが多い。

英語:Queen(クイーン)
スペイン語:dama(ダーマ)/ reina(レイーナ)
イタリア語:donnna(ドンナ)
フランス語:dame(ダム)
ドイツ語:Dame(ダーメ)
ポーランド語:Hetman(ヘットマン)
ウクライナ語:Ферзь(フィレルズィ)
ロシア語:Ферзь(フィレルズィ)

ルーク

縦横に直線状に動ける駒。だいたいの言語で「塔」を意味する。

英語:Rook(ルーク、本書ではルックになっている)
スペイン語:torre(トーレ)
イタリア語:torre(トーレ)
フランス語:tour(トゥール)
ドイツ語:Turm(トゥーム)
ポーランド語:Wieża(ヴィエジャ)
ウクライナ語:Тура(トゥーラ)
ロシア語:Ладья(ラディヤ)「船」という意味がある。

ビショップ

斜めに直線状に動ける駒。チェスの起源と考えられる「チャトランガ」では「象」の駒だった(動き方は現在のビショップとは異なる)。

英語:Bishop(ビショップ)
スペイン語:alfil(アルフィル)アラビア語で象を意味する「アル・フィール (الفيل)」が由来。フェアリーチェスに異なる動きをする駒として「アルフィル」が存在するが、こちらはスペイン語では「elefante(エレファンテ)」となっている。こちらの意味はスペイン語でそのまま「象」。
イタリア語:alfiere(アルフィエーレ)「旗手」または「少尉」の意味があるらしい。
フランス語:fou(フー)「道化」という意味がある。
ドイツ語:Läufer(ロイファー)「走る人」という意味がある。
ポーランド語:Goniec(ゴーニエツ)「メッセンジャー」の意味がある。
ウクライナ語:Слон(スローン)「象」の意味。
ロシア語:Слон(スローン)「象」の意味。

ナイト

唯一、他の駒を飛び越えて移動が可能な駒である。

英語:Knight(ナイト)「騎士」の意味。
スペイン語:caballo(カバージョ)「雄馬」の意味。
イタリア語:cavallo(カヴァッロ)
フランス語:cavalier(キャヴァリエ)「騎兵」「騎手」の意。
ドイツ語:Springer(シュプリンガー) 「ジャンプするもの」という意味だそうで、辞書ではジャンプや飛び込みの選手、バッタやカエルなどの跳躍動物、臨時交代要員の意味もあるらしい。
ポーランド語:Skoczek(スコーチェック)
ウクライナ語:Кінь(キーニ)「馬」という意味。
ロシア語:Конь(コーニ)「馬」という意味。

ポーン

前方にしか進めず、戻ることができない駒。最も配置数が多い駒でもある。
基本的には前1マスにしか進めないが、初期位置から動くときのみ2マス進むこともできる。また、ポーンが取れる駒は真正面ではなく斜め前の駒。このため、ポーンは駒を取る時のみ列を移動するとも言える。

英語:Pawn(ポーン)
スペイン語:peón(ペオン)「歩兵」という意味。
イタリア語:pedone(ペドーネ)
フランス語:pion(ピオン)
ドイツ語:Bauer(バウアー)「農家」という意味がある。
ポーランド語:Pion(ピオーン)
ウクライナ語:Пішак(ピシャーク)
ロシア語:Пешка(ピエーシュカ)

その他チェス用語

チェス用語となると様々な言語が入り混じる。

キャスリング(入城)

初期位置にいるルークとキングの場所を同時に移動させること。

en passant アンパッサン

ポーンの特殊な動き。
フランス語で「通貨の途中で」「通過しながら」という意味らしい。動き方を見ると確かに。

Promotion プロモーション

(本書では昇格となっている。成るともいうらしい)
ポーンが8段目に昇格するとキングとポーン以外の好きな駒に変身すること。大抵はクイーンが選ばれるが、場の状況によってはそれ以外の駒を選んだ方がよい時もある。クイーン以外の駒になることをアンダープロモーション(Underpromotion)という。

ツークツワンク Zugzwang

不利な手を指さざるを得ない状況。
最初「ツーツクワンク」かと勘違いしていた。ドイツ語が語源である。

Zug(男性名詞)この場合は移動という意味が近いか。ツーク。
Zwang(男性名詞)強制、規制、強要などの意味がある。ツヴァンクと表記するのが近いだろうか。

これの合体でZugzwang、「強制的な移動」「動きの強制」という意味になるらしい。

 

フランス語はこちらのブログも参考にした。

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