双数形…って!?

スポンサーリンク

英語を学校で習い始めた時、三人称単数の時は動詞や名詞の最後に「s」をつけるのを不思議だなーと思いながら習った記憶がある。be動詞は複数でも形が変わる。なんでかわからないけど、ちょっと変わる。不思議。
次にスペイン語やドイツ語に触れた時、三人称単数どころか単数は「私」「君」「彼/彼女」と分け、複数は「私たち」「君たち」「彼ら」と、6つに分けて動詞が変化することを知った。名詞は単数と複数形、更に名詞の性によって単語が変化する。英語はこれの名残なのか~と感じたりした。

双数形とは。

物が2つある時にのみ使う形で、印欧祖語やウラル語族などにあったものらしい。印欧語族で現在使われている言語の中では、スロベニア語とソルブ語で残っている。

不思議だ。わざわざ「2」つの時だけ区別して動詞や名詞が変化する。
人間には目や耳、手足など2つになっているものが多いからだとwikipediaには書いてある。確かに、身近なもので「2」が多いから区別する必要があったのだろう。じゃあもし目や手が3つだったら、「3」を表す特別な変化をしていたのかな。手足が虫みたいに6つだったら?あるいは、蜘蛛みたいに8つなら?
と、適当な妄想をしつつ、双数形のユニークさを不思議だな~面白いな~と眺めたのでした。
実際の会話や文章で格変化させていくのは大変そうだけどね…!

言雑器 [2], 青奇家 (seikiya.com)
スロベニア語の双数形の変化例を紹介している記事。

フスハー(正則語) 文法 双数語尾:解説 (tufs.ac.jp)
アラビア語のフスハーにも双数形があるらしい。

スポンサーリンク
言語
このブログをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました