距離感(函館旅行に寄せて)

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地図を見ても距離感が分からないな、と目の前に見える赤レンガ倉庫を見て思った。ラビスタ函館ベイの部屋は、金森赤レンガ倉庫が見える6階の部屋だった。
NAVITIMEでは所要時間2分と表示されている。道を一本跨いだだけなので、それくらいで行けるのだろう。しかし大きな建物は見ていても距離感が狂う。

函館までの時間

せっかくなので図書館でいくつか本も見てみた。
青森・函館をセットで旅行を提案している本があって面白い。私も旅行の計画を立てようとした当初、考えたルートでもある。(慌ただしそうでやめてしまったが、青森県立美術館に成田亨氏の作品があるとのことでまた別の機会に青森も行ってみたい)
逆に函館ー札幌間を提案しているものは見かけなかった(巻末のアクセス情報には載っていたりするが)。アクセスとしては函館駅から新札幌駅までは特急で3時間37分ほど。飛行機ならフライトは35分ほどとなっているが、保安検査通過はフライトの30分前までには行う必要がある。
2030年には札幌まで新幹線が開通予定で、その場合は1時間13分ほどになると見込まれている。
新青森ー函館は新幹線で1時間2分。函館と他の土地の旅行を組み合わせるなら、現状では青森とがベストな選択肢なのだろう。昔、「函館旅行に行ってきた」という知人に、「北海道の他の土地には行ったのか」という質問をした時にNoという答えが返ってきた時に内心驚いていたのだが、実際に経路を調べるとなるほど当然だなと思ったりした。
ちなみにフェリーで渡ろうとするといきなり所要時間が4時間と伸びる。青函トンネルを新幹線で行くならトンネル内は20分ほどで通過となるのだが、海を渡るのは大変だ。

津軽海峡

気候条件が良ければ、函館から向かいの青森県が見える。津軽海峡の距離は場所にもよるが20キロにも満たない。こんな狭い場所がなぜか公海扱いなので、ロシアや中国の軍艦がバンバン通る。通る際はおそらくはっきり見えるはず……地元の人は気が気ではないだろう。乗せてくれたタクシーの運転手も「なんでここが公海なんだか……」と零していた。

(向かいに薄っすらと見えているのが対岸、青森県だそう)

写真で見てわかるものもあれば、実際に見ないとわからないものもある。五稜郭は一回りするのにそれほど時間のかからない大きさであることは行かないとわからなかったし、函館と青森県が向かい合っていることは地図上で認識してはいても、実際に見ないと実感できなかった。
旅行は、楽しい。

余談

今回読んだ本の中で特にお気に入りなのは

ココミル 函館

ココミル函館 (ココミル 北海道 2)


マップが適度に見やすく、市電の路線図も載っており、コラムでさらっと歴史も学べるという、満足度の高い本だった。
個人的に市内のアクセス早見表と、コラムで和洋折衷住宅の解説が載っているのが特によかった(和洋折衷住宅に関しては人力車のお兄さんに解説してもらったのだが、後で見返すとこちらにも載っていて再確認することができてよかった)。

ニッポンを解剖する!北海道図鑑

ニッポンを解剖する! 北海道図鑑 (諸ガイド)


こちらは北海道全般に関して、トピックに分けて解説している本。函館に関するトピックとしては「函館近代建築」「五稜郭」「函館朝市」「函館の夜景」となっている。
また北海道に行くときに読み返したくなる本である。

 

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旅行
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