子供たちへ?

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ЗА ДЕТЕЙ


8日早朝、ウクライナ東部にあるクラマトルスクの駅……戦争から逃れるために集まっていた人が大勢いる駅にミサイル攻撃があり、少なくとも50人の民間人の犠牲者が出ました。

そして、そのミサイルに書かれていた文字がいったいどういう意味で書いているのかと個人的にも疑問でした。(何せまだ格変化もろくに学んでいないので……)

「ЗА ДЕТЕЙ」英訳すると「FOR CHILDREN」となってすわ「子供たちへ(贈る)」とも読んでしまいそうになるけれど、おそらく上記の解釈が正しそう。

ロシア語辞書 (tufs.ac.jp)
отплатить 復讐する

(2) [動詞(完了体)] +за+対格復讐する

ロシア語辞書 (tufs.ac.jp)
この用法で動詞が省略されている、という解説ですね。

подарить 贈る
ちなみに「贈る」だとそのまま与格や対格をつけるだけみたい。英語だとpresent for youみたいにforを使うイメージだけど、ロシア語だと使わないのか。ふむふむ。

……こういうことをちゃんと読めるようにするのも語学力なんだなとは思うけど、キツいよね。戦争の話題……。
しかしこの攻撃、ロシア側は現在「ウクライナ側の攻撃」と主張しているようで?(ロシアの責任転嫁にほころび=犠牲判明で「ウクライナの仕業」 | 乗りものニュース (trafficnews.jp))、状況的にも疑わしいけど、ミサイルに書かれていた言葉の解釈が上記の通りならますます意味が通らなくなるような。

нет войне

戦争開始初期に話題になった「нет войне」(戦争反対)についてもメモ。(本当は記事を分けた方がいいかもだけど、時すでにお寿司な感じがするので)

動詞と一緒に覚えるとわかりやすい、というのは確かに。

なぜ与格なのか、と単独で考えるのはこの一連のスレッドもわかりやすいかも(実際はもっと長いのでtwitter上で確認してください)。

英語だと「No war!」だけで戦争に対して反対するという意味で使われるけど、格変化のある言語では格によって違う意味に……。この辺がまだ自動翻訳では一筋縄ではいかないところですね。

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ロシア語
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