開幕にして終戦(2024年F1バーレーンGP)

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まだ初戦でこういうことを言うのもアレなのだが、感情の記録として。
マシンは変わったけれどドライバーは全員変更なし、チームの立ち位置も多少の上下はあれどたいして変わらず、相変わらずフェルスタッペンの一人勝ち、という状態で、いち視聴者としては新しいシーズンが始まったというよりは昨年の続きを見ているよう。
正直こうして毎戦ごとにレースの感想を書く気力が湧くようなシーズンになるとは思えないのだが、初戦くらいは覚えているうちに書いておこうと思う。

フェルスタッペン

特に触れる必要もないだろう。2024年ワールドチャンピオン獲得おめでとう、くらいしか。
ホーナーの件はどう転んでどれほど長引いたとしても、今シーズンのレッドブルのマシンに大きな影響をもたらすとは思えない。ゴシップとしては面白い(という表現が適切かは分からないが)。

角田の戦略に関して

昨年から引き続き、相変わらずタイヤを引っ張るという戦略で入賞を逃したように見える。これに関してはストロールと周がうまくやった言い換えてもいいのかもしれない。
戦略に関しては詳しくないのでなんとも言えないのだが、例えば昨年のレッドブルのタイヤ戦略はソフト-ソフト-ハードで、ピットストップした周はフェルスタッペンが最初が14周目、ペレスが17周目だった。
そしてF1公式サイトの予測では、24年は13周目~19周目にハードを履くだろうとなっていた。

さて実際は今年どうだったのかというと。
ストロールと周は9周目と、トラブルがあったヒュルケンベルクを除くとかなり早いタイミングでピットインしていた。
これに即座にカバーに入る必要があったかというとそうとも言えないのだが…レースタイムを見ていて「少し…引っ張り過ぎでは…?」とは思った。

結果的には早め早めに入った方が(少なくとも下位チームにとっては)正解だったのだが、見誤ったのはRBだけではなかったかもしれない。ウィリアムズのアルボンも15周目のピットインと角田と同じくらい引っ張り、結局は角田ともどもストロールや周、マグヌッセンといった早めピットイン組にアンダーカットを許すことになった。
昨年から見ていて、アルファタウリ(RB)はこの辺りの戦略をすぐに組み立てなおせるチームでもないので、ウィリアムズでこの戦略ならRBも当然こうなる、という感覚がある。

アロンソもアルボンと同周でピットインだったが、これも正しかったかは分からない。(ただ、初戦の走りを見る限り上位にいたマクラーレンやメルセデスと戦えるマシンだったかというと疑問なので、得られる順位としては最高位なのかもしれない)
…と思って本人のコメントを読んだら、どうやらセーフティーカー待ちだったようだ。フジテレビ解説の川井氏によれば、バーレーンのセーフティーカー出動率は低いのであまり期待できる戦略ではなかったと思うが、それくらいしか取れる策がなかったのだろう。

…と、この辺までごちゃごちゃ書いていたのだが、このツイートで全部解説されているような気がするのでここで唐突に切り上げようと思う。自分で改めて書き切る気力がない。
まあ要は、タイヤのデグラデーションを見てピットインのタイミングを考えるべき」という去年のアルファタウリの課題が解決されていないということ。

また、私は同意しない部分もあるが、motorsport.comの日本版編集長、田中健一の記事などもある。
F1分析|角田裕毅が開幕戦バーレーンGPで入賞を逃すことになった3つの理由。今回の戦略に大きなミスはないのでは?

不必要なチームオーダー

チームオーダーの件だけ最初に書き終わっていたので載せておく。

最終盤でのチームオーダーは意味不明だ。ポイントを争っていたわけでもなく、角田はマグヌッセンから0.5秒差。多少抜きあぐねていたがオーダーを出す必要性もない。仮に(非常に理想論だが)リカルドが周まで抜けていたとしても11位であり、ポイント圏外である。
RBはチームオーダーというものを安易に考え過ぎなのではないだろうか。古くはマッサ(対アロンソ)、昨年はガスリー(対オコン)と遺恨が残りがち。フェルスタッペンは指示無視。すんなり譲ってくれるのは完全に戦略とタイヤ違いがある場合(例えばどちらかがピットイン直後など)か、チーム内序列がはっきりしている場合のみで、今回は出す必要のない、無意味な指示であったように思う。
(ちなみにメキーズ代表の言い分も一応置いておく
RBメキーズ代表、角田裕毅の”感情”は理解しつつも、リカルドを先行させたのは「当時としては正しい判断だった」

この項目もそんな感じでごちゃごちゃ書いていたら、ヘルムート・マルコのコメントが来たりしていたのでこの辺で唐突に切り上げることにする。

ウィリアムズ

CAR TOO HOT!!!
(新調したステアリングのモニターに表示された言葉)(と書いておかないと後で読み返した時になんのこっちゃになりそう)
PUの温度上昇だったらしい。メルセデスPUはメルセデスチームの方でも問題が発生し、ラッセルはリフト&コーストを強いられた。

メルセデス

ハミルトンのシートが壊れたとか壊れていないとか。あと前のマシンが早くて追いつけない的な無線も入っていた。
ラッセルに関してはウィリアムズの項目で書いた通り。

フェラーリ

ルクレールは序盤いたるところでロックアップしていたが、ブレーキの問題だったそう

そういえばTwitterでフェラーリクルーがサインツの表彰台を祝いに来ていないという旨の内容の動画が拡散されていたが、Marcaによればどうやら位置の問題で他の場所にいたらしい。
No, Carlos Sainz no estuvo solo en su celebración en el podio de Bahrein

思い出せる範疇ではこんなところか。あと、アルピーヌのマシンが予想以上に悪い。ザウバーは思った以上にやれそう。ハースも去年よりいいのではないか。
そんな感じで、下位が接戦になりそうな予感。

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