カナダGPは雨がらみの週末となりやすい印象なのだが、今年は週末3日間通しての雨予報。予選日はなんとか天気がもったが、金曜フリー走行、そして決勝では雨が降ったり止んだりに振り回される週末となった。
……色々あったはずなのに、この記事を書こうと思ったら最初何にも思いつかなくて戸惑ってしまった。飽きが来ているのだろうか……?
とはいえ今回もメモ代わりに印象に残ったものをピックアップする。
ラッセル、自身二度目のポール獲得
予選開始時から雨が降る降ると言われていたのだが、なんとビックリ最後まで天気が持ってしまった。セッション後半になればなるほどタイムがぐんぐん伸びていく、しかし雨があと数分後に降ると言われているという状況の中で、ソフトタイヤの使用数には各チーム苦労した様子。
ポールタイムはラッセルが先に1:12.000を記録。フェルスタッペンも最後に0.000秒の計測では全くの同タイムを叩き出した。これは1997年ヘレスでフレンツェン、ヴィルヌーヴ、マイケル・シューマッハの3人が並んだ以来の出来事となる。
同タイムの場合、先にタイムを出した方が順位が上となるので、ラッセルがポールを獲得した。
これでラッセルは2022年ハンガリーGP以来、自身2度目となるポール・ポジションとなる。メルセデスチームとしても今季初ポールである。
ペレスはまさかのQ1落ち、フェラーリもまさかの2台揃ってのQ2落ちとなった。
判断ミスだった
SC中にピットに入らず引っ張り、フェルスタッペンへのオーバーカットを狙ったノリス。一瞬前に出られそうかと思われたが、濡れた路面でスリックが滑り先行は出来ず。本人としてはこれは判断ミスだったと言う。
アルボン、オーバーテイクす
この二台抜きは見事だった。
アルボン、リタイアす
が、アルボンは前方を走っていたサインツのターン6でのスピンに巻き込まれリタイア。スピンしたサインツのクルマが思ったよりも寄って来てしまい、当たってしまった。
サインツの方もこれでリタイア。ルクレールもマシントラブルでリタイアしており、フェラーリは前戦のモナコGPから一転、全滅することとなった。
SCを出したくなかったレッドブル
このサインツがクラッシュしたターン6ではペレスもスピン。リアウィングを壊してしまった。レッドブルはこのクラッシュでSCを出したくなかったということで、ペレスにリアウィングが壊れたままの状態で走行を続け、ピットに戻るように指示をした。
これが危険走行ということでペレスは次戦3グリッド降格。
ペナルティポイントは1、これで合計は8となっている。
再び不協和音アルピーヌ
最終盤、オコンは後ろにいたガスリーとの入れ替えを指示されたがギスる。ぎすぎす。
F1公式動画の無線集にも入っている。
Double Ferrari DNF And The Best Team Radio | 2024 Canadian Grand Prix | Paramount+
(個人的にはこの動画にフリー走行中のアルボンとアロンソのフェラーリへの文句無線が入っていて良かった)
結局
勝ったのはフェルスタッペンだった。今年は前年ほど圧勝という感じではないが、まあ結局この位置に来るのだなあ。
ラッセルはあまりトップを走ることがないせいかもしれないが、ここぞという時にまだ乱れるなあという印象。
現地混乱?のカナダGP
チケットは全てソールドアウト、週末の動員数35万と人気の高さを見せつけたジル・ヴィルヌーヴサーキットでのF1開催。しかし、悪天候も相まって現地ではいくつか混乱が見られたようだ。
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