東京国立博物館からの脱出

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リアル脱出ゲーム「東京国立博物館からの脱出」の開催が5/7までだと聞いてやってきた。
前日に色々調べていたら、専用アプリをダウンロードする必要があるということで慌ててダウンロード。更に音声が流れるということでイヤホンも必要。無くても無音で画面を見ればいいと言えばいいのだけど、結構「音声が流れた後で文字が表示される」という形式なので、できれば音声つきでプレイしたほうがいいと思う。
また、はじめから5分ほどの動画を見ることになるので、事前にこれだけ見てしまってもいいかもしれない。
謎解きキットは配布する数を30分ごとに区切っているようで、時間によっては売り切れということもあるらしく、公式サイトでは事前予約が推奨されている(予約の最大数は20くらい?)。私は平日の午前中だったので売り切れているということもなく受け取れた。博物館内を巡るので、混雑対策なのだろうかと思う。
キットは14時までの販売となっているが、14時開始だとのんびり謎解きしていると時間切れになるだろう(当面の間金土曜日の夜間開館が中止されているそうなので、全日17時閉館となっている)。また、謎解き後や謎解き中に展示物もある程度ちゃんと眺めたい場合、遅くとも10時半か11時までには入館しておきたいところ。東京国立博物館は普通に常設展示を見る場合でも一日かかる場所なので。
施設内に座れる場所が豊富にある。特に本館はソファが随所にある(昔訪れた時よりも格段に増えているし、座り心地もいい)。休憩エリアにはテーブルもあるので、謎解きする時はそちらに寄って解くのが良いと思う。

工事中?で今回は入れない表慶館。好きな外観だ

謎解き

SCRAPのものははじめてで、どういう感じかと思っていたらキャラクターにどんどん音声を当てていてびっくりした。専用アプリを用意するだけあるな……。
途中で少しつっかかったりもしたけれど、時折ヒントを見ながら三時間半ほどで家に持ち帰れる箇所まで到達。
ヒントはアプリ内から見られるので、時間がなければどんどん見た方がよさそう(解答も載っている)。割と展示に沿いながら……という感じではあるけど、東京国立博物館の敷地は広いので、結構歩く距離も長い。
家に持ち帰れる箇所まで来ると、持ち帰って大丈夫だとアプリに表示される。

東京国立博物館で好きな場所

謎解きとは関係ないけれど、私が好きな場所は東洋館の地下一階13室。
インドネシアの伝統芸能芝居であるワヤン・クリの展示がたまに行われる場所だ。ワヤン・クリはいつも展示されているわけではなく、展示入れ替えで見られなくなる時期も多いので、機会があればぜひ見て欲しい。

こんなに人形を見たがるくせに実はワヤン・クリの芝居自体を観たことはない。昔シンガポールのアジア文明博物館を訪れた際に見たワヤン・クリの人形が忘れられず(コレクションの検索結果例としてアルジュナの個別ページ)、写真も撮影していなかったので偶然東京国立博物館で見かけたときに嬉しくなってしまい、以来13室で見れるのを楽しみにしているのだ。(ColBaseにあるワヤン・クリの検索結果
ワヤン・クリを見た後に隣のインドの細密画を眺めて「細かいなあ、すごいなあ」と思うのが一連のルーティーンだった。

以前は東洋館は来訪者が少なく、最初に訪れた時は本当に入って大丈夫か不安になるくらいだった(コロナ禍より前の話である)。特に13室は地下の行き止まりなので、誰もいないときの方が多かったのだが、今回は閉館近くまで常に何人も13室の展示を見ていて嬉しくなった。東洋館はギリシャ彫刻ちっくな仏像があったりと本館の展示とはまた違った魅力があるので、余力があれば見ていって欲しい。

東京国立博物館を訪れるのは四年ぶりだったかもしれない。一時期は年間パスポートを持っていたのだが、その頃からすると年間パスポートの体制も変わり、常設展示のチケットも値上がっていた。色々厳しいのだろうな……国の施設のはずなのだが……。
ともかく、久々の東京国立博物館、とても楽しかった。

この1階11室にいるお目目キンキラの大黒天立像を見かけて「ヨッ!久しぶり!」と声をかけたくなってしまった。 文化庁所蔵のためなのか?ColBaseには載っていなかった

 

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