Month of May、ということでインディ500があった5月。インディ500があるということはF1モナコGPが同週末にあるということで、昔からの伝統あるイベントがある月であった。
インディ500
個人的に、昔からインディカーをフルシーズン視聴しない年でもインディ500だけは毎年見ている。今年も生放送で見ていた。
のだが、雨雨雨雨、サンダーストーム!ということで現地は一時スタンドからの退避勧告が出る悪天候。4時間遅延し、普通にレースが進行していればとっくにゴールしていそうな時間にスタート進行が始まった。
これで一番割を食ったのは、同日に行われるNASCARのコカ・コーラ600(シャーロット)に出場予定だったカイル・ラーソンだった。彼は当初、インディ500終了後にシャーロットに移動し、コカ・コーラ600に出場予定だったのだが、インディ500出場を優先しインディアナポリスに残った。
コカ・コーラ600に代打出走したのはジャスティン・オルゲイアー。カイル・ラーソンはレース途中に間に合えば乗り換えで走る予定だったのだが、到着したころにシャーロットにも雨が。サーキットの路面を乾かすのが間に合わず、このまま中断終了となりラーソンは一周も走ることができなかった。
ぜひこれに懲りず、来年も挑戦してほしい……。
延期中にYoutubeを色々眺めていたのだが、公式アカウントで結構昔のインディ500が投稿されていて驚いた。そして1994年を見ていたら、マイケル・アンドレッティが(ラーソンと同様に)インディ500とコカ・コーラ600の掛け持ちを行うとナレーションが入っていてさらに驚いた。
意外といるのか…?と思ったら、WikipediaにDoble Dutyという項目があり、今までに5人のドライバーが行っているらしい。マイケル・アンドレッティ、ロビー・ゴードン(5回)、トニー・スチュワート(2回)、カート・ブッシュ、そして今回のカイル・ラーソン。
この中では2001年のトニー・スチュワートの成績が最もよかったそうな。
今年のレース自体は、オープニングラップで3台が消えるクラッシュがあったり(まあよくあることなのだが、あんなに長時間待った挙句のこの結果は悲しい)、なぜかホンダ勢が次々消えて行ったり、○○クヴィストという苗字を持つ3人が全員消えたり、後方にいたスコット・ディクソンがぬるっと上位に上がって来たり、最終盤でトップに立ったと思ったらニューガーデンに抜き返されてしまう失意のオワード…というのが見られたりと、割と色々あったレースだった。ニューガーデンはこれで2年連続インディ500制覇となった。
モナコ
モナコGPのサポートレースはポルシェ・モービル1・スーパーカップ、FIA F3、FIA F2と3つ行われたのだが、どれもDAZNで中継された。(F2以外は英語実況)
ポルシェ・モービル1・スーパーカップ
個人的にはジレッティとデ・ハーンのバトルが面白かった。ジレッティの「めっちゃ後ろからつついてくる!(みたいなニュアンス)」の無線が好き。
F3
F3 Sprint Race Highlights | 2024 Monaco Grand Prix
スプリントのオープニングラップでのクラッシュで後続車が縦列駐車みたいになっている図が面白かった。その後のマシン回収の様子をリタイアしたドライバー達が見ていたり、リタイア勢全員でぞろぞろ坂を下ってピットに戻って行ったり(ハイライトに収録されていないが)、マシン同士を引きはがせないままクレーンで回収される様子を解説が””That’s very Swan Lake”と表現してるシーンが好き。(これもハイライトにはない)(そもそもレース中断中の時の話)
F3 Feature Race Highlights | 2024 Monaco Grand Prix
フィーチャーレースではこれまたミラボーで3台が止まる。
しかも復帰しようとしたツォロフはメゲトゥニフにこつんと当たるわ、同じく復帰しようとしたレオンは結果的にコースを塞いでしまい後続のステンスホルンは通れないわでぐちゃぐちゃしていた。
別の場所でクラッシュしたファン・ホーヘンの全てピー音で構成された無線も面白い。
レース的にはガブリエレ・ミニがポール・トゥ・ウィン。これでチャンピオンシップもトップに立った。
F2
F2 Sprint Race Highlights | 2024 Monaco Grand Prix
F2スプリントは先日フォーミュラEの代打出走でモナコを走ったばかりのテイラー・バーナードが初優勝。フォーミュラEの経験が活きたか?
クラッシュして止まってしまったマロニーとマイニの間をそーっと通る宮田の図、好き。
あとこれ↓が好き。
F2 Feature Race Highlights | 2024 Monaco Grand Prix
フィーチャーレースではF2初ポールを獲得したフェルシュホーがトラブルに見舞われ後退したのが残念だった。しかし最後の最後までタイヤ交換を引っ張ったオサリバンの作戦勝ち。後半までタイヤ交換を引っ張ったドライバーは何人かいたが、本当に最後まで粘りVSCの出る直前にピットに飛び込んだ作戦、もちろん運もあるが見事だった。
日本DAZNではこの週末、松下信治が初めて解説に加わっていた。過去にGP2、F2で戦ってきた彼の解説も非常に面白かったと思う。またどこかで担当してほしい。
路面コンディション的には木曜日の雨交じりの路面でレースになった方が面白かったかもしれないが、この週末のレースはどれもよかった。(F1はどうしても眠くなったが……見どころは意外とあったのだが、ラップタイムを見ている方が面白いレースだったので、後で映像でフルレースを見返すことはなかなかないだろうな)
……書いてて思ったのだが、このペースのまとめ方だと月の前半の記憶がボロボロになっていて何も思い出せない。あれだけ見ていたイモラの記憶がほとんどない……見たレースは一言メモでも残しておこうかな……。
あと、モナコのヒトリックGPがあったのはいつだっけ?5月?4月?ザック・ブラウンが出ていて驚いた記憶。
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