これは好きな色

最近JTBのスタンプ帳を購入したので、出先では駅にスタンプ台がないか確認している。
近年はデジタルスタンプに移行してしまい、撤去されている駅も多いらしいのだが…期間限定のスタンプラリーは色々と行われているし、訪日観光客向けにも通常の駅スタンプを使ったスタンプラリーが開催されていたりして、まだまだ無くならない文化であると思う。

さて、そのJTBのスタンプ帳。スタンプを押すために作られているので、中の紙は当然スタンプが裏抜けしづらいようになっている。(今のところ、押したスタンプはどれも裏抜けしていない/インクがドバドバになっているスタンプにはまだ遭遇していないので、その辺りでどうなるかは未確認)

そしてページの下の方にメモが書けるようになっており、どこで押したのかなどを万年筆で書いているのだが…。

不思議な書き心地(字の汚さは見逃して頂きたい)

これ、何のインクか見当がつくだろうか。

無印のダブルリングノートに書いた姿

色彩雫の「竹林」である。

写真ではうまく色味が出ていないかもしれないが、他の紙に書いた時の黄緑!という感じの竹林の色とは異なり、スタンプ帳での色味は少し青みも感じられるような、五月の新緑のような雰囲気になった。
紙によって、また書く万年筆によってインクの色の出方が変わるのは分かっているつもりではあったのだが、ここまで劇的に違って見えたのは初めてで、大変驚いた。
万年筆は両方ともフォンテで書いたのだが、スタンプ帳の方はインクが多く出て色が濃くなったのだろうか。そうなると、カリグラフィーなどの方がこのインクの良さを発揮できるのだろうか……。

正直に言って、竹林は今まで万年筆のFニブまでの細さの筆記だと色が薄く読みづらいので、買ったはいいものの持て余しているインクだった。フォンテでスタンプ帳に書かなかったら、このインクの良さは分からないままであったと思う。
これを機に、このインクで色々試してみたいなと思う、そんな色味を見せてくれたスタンプ帳であった。

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