イギリスの天気に翻弄される(F1 2024年イギリスGP)

F1に上がって以来、ここまで勝利していない期間を味わったことがなかったハミルトン。母国GPで2021年以来の優勝を果たした。

シルバーストンのこの週末はサポートレースを含め全てのカテゴリが雨の影響を受けた。F1も例外ではなく、土曜のフリー走行は雨。レースも開始直後は完全に晴れていたものの、中盤に軽い雨→止む→少し長めの雨→止むという目まぐるしいコンディション変化で、ドライバーとチームの判断力が問われた。

少し足りないマクラーレン

1度目のピットインでピアストリを1周多く走らせるという判断、2度目のピットインでノリスを1周多く走らせるという判断。両方とも裏目に出てしまったマクラーレンだった。ノリスに関してはソフトタイヤを履かせるという選択も良くなかったように思う。

メルセデスの1度目のピットインで行った2台同時ピットインやレッドブルの2度目のピットインタイミング、タイヤ選択の完璧さを見ると、マクラーレンはトップチームになるにはあと一歩が足りない印象。
まあ……マクラーレンがトップチームだったのは今は昔、10年以上中堅チームとしてやってきたのだし、ドライバー二人もキャリア的にまだ若手~中堅なので、この手の状況変化に対する対応に遅れが出るのは致し方ない面もある。これからこれから。

コンディション変化にうまく対応した人が勝者

チームとして、ドライバーとして、このレースで極力ミスを出さずに走り切ったのがハミルトンなのかな、という印象。フェルスタッペンもそう。この辺は経験の差かなという感じ。

ルクレールとペレス(それに周も)は序盤でインターミディエイトに切り替えるタイミングが早すぎて、ドライ路面の中インターで走ることになってしまった。結局、雨が降り続く中もう一度インターに履き替えなければならず、浮上できなかった。

アルピーヌは……どうしちゃったんでしょうね。前週までの勢いがなくなり、影も形もないようなレースだった。

決勝でも速かったハース

予選6位という好ポジションを獲得したヒュルケンベルグ、決勝でも速かった。


マグヌッセンは予選位置が悔やまれるかも。Q1でもう少し後でアタックしていれば、Q1は突破した可能性がある。

面白いレースだったが、個人的には完全ドライでもメルセデスとマクラーレンでやりあっただろうから、それはそれで面白かっただろうなと思う。マシン差が接近しているのはやはり見ていて楽しい。

その他ライトな話題

FP1で走行した若手

ライトというか記録として。FP1は来年からのハースとの契約が決まったベアマンを初め、4人のドライバーがレギュラードライバーに代わって走行した。
ハース→ベアマン(マグヌッセン車)
アルピーヌ→ドゥーハン(ガスリー車)
ウィリアムズ→コラピント(アルボン車)
レッドブル→アジャ(ペレス車)

サッカー

サッカーのEURO開催期間中で、土曜日はちょうどイングランド戦が行われたということでハミルトンとラッセルはサーキットで観戦したらしい。

アルボンがプロデュースするファッションブランド?の服を周が着た図。


アルボンはハミルトンの愛犬ロスコーにも宣伝を依頼した模様。

アルボンはイギリスGPに特別ヘルメットも用意した。

タイヤ抱き着きおじさん


現地は土曜日が特に涼しい……というか10度という寒い気温を記録しており、タイヤウォーマーで温まるおじさんが観測された。

わんちゃん


イギリスGPということで、ハミルトンの愛犬ロスコーがパドックに登場。かわいい。


ルクレールは今年飼い始めた子犬のレオをイギリスGPにも帯同させた。かわいい。

SNSコメント

ピアストリのSNSコメントのセンスが相変わらず良かった。

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