ビノット、tsunami発言を謝罪

「完全に間違いだった…」フェラーリ代表、マッティア・ビノットが謝罪し、角田裕毅が悔やんだ「ツナミ」発言騒動の全容 – F1 – Number Web – ナンバー (bunshun.jp)
非常にいい記事だったので貼っておきたい。

覚えている限りの経緯を書いておくと、オランダGP終盤に角田選手がマシンをストップさせたことによりバーチャルセーフティーカーが出た(角田裕毅、トラブルでリタイア「入賞できると考えていたのに残念」混乱の中でのシートベルトの違反で戒告も/F1第15戦 | F1 | autosport web (as-web.jp)記事にもあるようにすったもんだした)。
レース後にビノットがオランダGPでの終盤の角田の行動がフェルスタッペンを助けたんじゃないか、という話をし、その中で角田選手を”tsunami”と形容したらしい。この”tsunami”発言がイタリアのGazzetta紙に載っていると9月5日ごろに話題になった。
紙媒体のみの記事だったようでオンライン版には該当記事はなく、Press Readerという世界の新聞や雑誌を閲覧できるサービスで該当記事を一部見ることができる。(本来は有料サービスで、登録すれば全部見ることができる模様/世界の新聞・雑誌を閲覧するデータベースPress Readerについて | 立命館大学図書館 (ritsumei.ac.jp)
該当記事のリンク→PressReader.com 世界の新聞

スペインのMarca紙にはオンライン記事で少し記述があったのでリンクと、該当部分を引用しておく。

Todo un Tsunami como bromeó entre risas Mattia Binotto.

F1 – GP Italia 2022: Mosqueo con el ‘tsunami’ Tsunoda | Marca

その後9月10日のイタリアGPの記者会見で尾張記者が”tsunami”発言に関して質問をし、ビノットが謝罪するという顛末となった。


Binotto apologises for comparing Tsunoda to a tsunami | Reuters

Ferrari’s Mattia Binotto apologises for comparing Yuki Tsunoda to tsunami (espn.com)
一番最初にリンクを貼ったナンバーの記事によれば、”tsunami”発言はオランダGP終了後の記者会見でのものだったらしい。


ナンバーの記事の本文中にある記述の抜粋ツイート。ビノットの”tsunami”発言が侮辱などの重い意味ではなく、軽い気持ちでの例えや言葉遊びのような表現なのだろうなと感じるのだろう。F1はヨーロッパのスポーツであり、文化的な意味が異なる部分をどこまで指摘していいかというのは難しいところである。(例えば「カツカレー」のように)

だが、東日本大震災からまだたったの11年である。

東日本大震災の死者、ほぼ津波が原因 60歳以上が65%: 日本経済新聞 (nikkei.com)
リンクを貼る必要もないかもしれないが、当時東北沿岸を襲った津波の凄まじさが数字にも表れている。

震災の死者1万5900人、2523人が不明 身元判明は1年で3人:朝日新聞デジタル (asahi.com)
2022年3月の記事である。

また、2011年の開幕戦オーストラリアではドライバーらが応援メッセージを送ってくれ、マシンやヘルメットにもステッカーを……なんだか懐かしいな。
ただの思い出話になりそうなのでここまで。

今回の流れを「言葉狩り」と見る向きも見かけたが、なんでも「文化が違うし、向こうに悪気はないから」と言わないで済ませるのでなく、「私はこう思うけどね」「うちの国だとその使い方はちょっと」ということは軽く言ってもいいのではないかな、と思ったりなどした。自分がどう思っているのかは言わないと伝わらないのであるし。(とはいえ自分がそういう状況に置かれた時に、すぐに指摘できるかと言われると……)

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