途中まで面白く読んでいたのだが、ふと読書メーターの感想を見たら「犬が死ぬ」とあり、嫌な予感がしたのでそこで読むのをやめた。いや、正確にはパラ見し、そのキャラクターが嘆いているシーンを確認し、ああやっぱり見るんじゃなかったと思いつつ更に結末までパラ見した。これは読了したと言えるのか?
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恐るべき17歳
ピップの行動力で事件に迫っていく過程は途中まで面白く読んだし、ピップも事件当事者たちも含めて17歳という不安定な時期の生活が垣間見えるのもよかった。
時折差し挟まれる主人公のレポート、音声録音の書き起こし、SNSのメッセージや日記風の画面構成なども面白い。
しかしノットフォーミーだった。
犬
犬が死ぬからといって必ずしも見れないわけではないのだ。例えば平成ガメラ一作目は大丈夫である(可哀想だが)。しかし程度によるのだと思い知らされた。この調子ではジョン・ウィックは見られないだろうな。
あるいは、読んでいる時にうちの愛犬とあまり接してやれていなかったせいだろうか。その時の気分と合わない、ということも普通にあることだ。
あるいは、犬を飼い始めてからこういうものが苦手になったのか。高橋留美子の短編「忘れて眠れ」を今読み切ることはできるだろうか。
そういえば以前、犬が死ぬ映画を見たくない人のために「DOES THE DOG DIE?」というサイトが紹介されていたことを思い出した。映画だけでなく小説にもあったらいいのに、と思いつつ、原題であるA Good Girl’s Guide to Murderをサイトで検索したらきちんと引っかかった。

あるんかい!
なるほど助かる。見てみると犬以外にも、馬や蜘蛛が死ぬのか、ドラッグを使う人がいるのかという様々な項目にイエスノーの投票やユーザーのコメントで答えている。便利だ。見ている人が少ない作品には投票が入っておらず何もわからないものもあるが、有名作ならまず大丈夫だろう。
さて、「MEG ザ・モンスター」ラストの一生懸命泳いでるヨークシャー・テリアでも見よう。
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